参考文献一覧
労働関係の参考文献
労働関係の関連図書をまとめた。私が読んだ数や手元にある数は最も多いジャンル。
「働かされすぎ」が家庭に与える影響について述べているのが本書、
その理由をグローバル化と情報技術の発展と位置づけているのが
日本のしきたりの揺れについて、年功序列の崩壊から述べているのが
男性とは対照的な働き方をしていた女性の働き方について述べたのが
企業が効率よく「働かせすぎ」にするために作った
- 日本経営者団体連盟「新時代の『日本的経営』−挑戦すべき方向とその具体策」1995
その結果、家庭すらもてない生活水準の非正規労働者が量産された。その過程が
非正規労働者へのインタビューから労働環境とセーフティーネットの弱さを明らかにしたのが
それをかろうじて支えている家族というコミュニティについて述べた
- 山田昌弘『パラサイト・シングルの時代』1999、ちくま新書
量産されたフリーターと相互移動しやすいニートについて、
数値を用いて現状把握、彼らが抜け出せない社会構造についてピンポイント解説
悲惨な様子で語られるけど、働かなくても良いニートは昔から居るよ、っていうのが
卒論テーマ
でも労働関係で卒論書くのは、そんなに魅力的に感じないんだよ、とうまぁ。
このテーマを選べば、論文としては一番出来が良くなると思う。
ただし、あまり乗り気にならない理由が2点。
- 明るい展望を描きにくいテーマであること。
- 数10年で様変わりしてしまうものだと思うから。
哲学のように、何百年先も同じように問題として扱われるようなテーマの、
ひとかけらでも勉強して形にできたらいいなぁ、という思いはある。